不動産クラウドファンディングの中でも、「利回りの上振れがすごい」という声とともによく名前が挙がるのがCOZUCHI(コヅチ)です。想定利回りを大きく超える分配が話題になる一方、「本当に大丈夫なのか」と気になっている人もいるでしょう。
この記事では、COZUCHIの仕組みやメリット・デメリット、実績、運営会社について、公式情報や一次情報をもとに整理しました。
なお、COZUCHIを含め不動産クラウドファンディングは元本保証のある商品ではありません。この記事の情報を参考にしつつ、最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
COZUCHI(コヅチ)とは?仕組みと運営会社
COZUCHIは、1口1万円から出資できる不動産クラウドファンディングです。2021年に現在のサービス名でスタートしましたが、前身の「WARASHIBE」時代から数えると2019年からの運用実績があります。
運営会社はLAETOLI株式会社
COZUCHIを運営しているのは、東京都港区北青山に本社を置くLAETOLI(レトリ)株式会社です。1999年に設立され、2008年から不動産特定共同事業法を活用した事業を手がけている、業界内では老舗にあたる企業です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | COZUCHI(コヅチ) |
| 運営会社 | LAETOLI株式会社 |
| 本社所在地 | 東京都港区北青山 |
| 設立 | 1999年 |
| 資本金 | 1億円 |
| 登録許可 | 不動産特定共同事業(東京都) |
| 最低投資額 | 1万円〜 |
一点、正直に伝えておきたい注意点があります。COZUCHIの案件は「1号事業者」と「2号事業者」という2社体制で運営されており、不動産の仕入れ・運営を担う1号事業者(TRIAD株式会社)は非上場かつ財務情報の開示義務がありません。資金を募集するLAETOLI株式会社側は決算情報や運用レポートを公開していますが、案件によって関わる事業者の構成が異なる場合があるため、気になる場合は個別のファンドの契約成立前書面で確認することをおすすめします。
COZUCHIの3つの特徴
1. 利回りに上限がない
COZUCHI最大の特徴は、想定利回りに上限を設けていない点です。不動産の売却がうまくいった場合、想定利回りを大幅に超える分配が発生することがあり、実際にSNS上では想定を大きく上回る「上振れ」事例についての投稿が多数見られます。ただし、これは裏を返せば「想定通りに進まないケースもありうる」ということでもあり、上振れが保証されているわけではありません。
2. 短期運用型と中長期運用型の2種類
COZUCHIでは、短期運用のキャピタルゲイン型(売却益中心)と、中長期運用のインカムゲイン型(賃料収入中心)の2種類のファンドを扱っています。投資したい期間や目的に合わせて選べる点が特徴です。
3. 中長期運用型は途中解約が可能
不動産クラウドファンディングの多くが途中解約を認めていない中、COZUCHIの中長期運用型ファンドは、手数料を支払えば途中で解約できる仕組みになっています。まとまった資金が急に必要になった場合の柔軟性という点で、他社にはない特徴です。
実績と元本割れリスク
COZUCHI(前身のWARASHIBE時代を含む)は、サービス開始以来、元本割れが発生した実績はないとされています。累計調達額は、2025年前半時点の調査で1,000億円台に達しており、組成されたファンドの多くが正常に償還されています(具体的な件数・金額は調査時点によって幅があるため、正確な最新値は公式サイトで確認することをおすすめします)。
リスク低減の仕組みとしては、優先劣後構造が採用されています。ただし、正直にお伝えすると、COZUCHIの劣後出資割合(運営会社側が負担する損失負担分の比率)は、案件によって3%程度から60%程度まで非常に幅があります。業界一般の目安(10〜30%程度)と比べて低めの案件もあれば、それを上回る案件もあり、一律に「低い」「高い」と言い切れないのが実情です。詳しくは別記事「COZUCHIの劣後出資割合を徹底検証」で掘り下げていますが、案件ごとにファンド詳細ページの「プロジェクト情報」で確認する習慣をつけておくことが大切です。
COZUCHIの注意点・デメリット
おすすめな人・おすすめしない人
COZUCHIがおすすめな人
- 想定利回りを超える上振れの可能性も楽しみたい人
- 途中解約の柔軟性を重視したい人(中長期運用型を検討する場合)
- 短期・中長期を使い分けて投資したい人
COZUCHIをおすすめしない人
- 運営に関わる事業者すべての財務情報を細かく確認したい人
- 劣後出資割合の高さを重視してリスクを抑えたい人
- 人気案件に確実に投資したい人
よくある質問
- COZUCHIは怪しいサービスですか?
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運営するLAETOLI株式会社は1999年設立、不動産特定共同事業の許可を得た正規の事業者です。無登録の悪質業者ではありません。ただし、案件によっては不動産の仕入れ・運営を担う事業者が非上場で財務情報が見えにくい場合がある点は、事前に理解しておく必要があります。
- 最低投資額はいくらからですか?
-
1口1万円から出資できます。
- 元本割れした実績はありますか?
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これまで元本割れの実績はないとされています。ただし法律上元本保証は禁止されており、将来にわたって元本割れが起きないことを約束するものではありません。
- 途中で解約できますか?
-
中長期運用型のファンドは、手数料を支払うことで途中解約が可能とされています。短期運用型については各ファンドの契約成立前書面で確認してください。
まとめ
COZUCHIは、利回りに上限を設けない設計と、途中解約が可能な中長期運用型ファンドが特徴の不動産クラウドファンディングです。これまで元本割れの実績はなく、老舗企業であるLAETOLI株式会社が運営しています。
一方で、劣後出資割合が業界平均より低めな傾向がある点や、案件によっては関連事業者の財務情報が見えにくい場合がある点は、他のサービスと比較する際に押さえておきたいポイントです。利回りの魅力だけでなく、こうした制度面の違いも踏まえたうえで検討することをおすすめします。
※本記事の内容は、公開時点で公式サイト等から確認できた情報をもとに作成しています。最新の条件や実績データは変更される場合がありますので、お申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。投資に関する最終判断はご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。

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